週末の日帰り小旅行 ブリュッセル編

やってきた週末のお楽しみ、日帰り小旅行。
今日はベルギー・ブリュッセルに行くことにする。

フランスの他の都市を知らないが、アミアンは本当に良いところであると感じる。
パリには1時間強で行けるうえ、
1時間半かけてリールまで行けばベルギー・オランダに加えて、海峡を渡ってイギリスに行くことだって簡単にできる。
それでいながら街自体は落ち着いていて治安が良く、駅前もごちゃごちゃせずにホテルも安価である。

今日は電車の時間も調べたし、時間に余裕をもって行動をしていたつもりであったが、先週よりも時間がぎりぎりである。
仕方なく駅まで走って向かう。

駅に着いたが今回も電車が遅延していたおかげでぎりぎり来たはずだけど実際ぎりぎりではなかったようである。

ブリュッセルに行くためにはリールに行く必要がある。
なので、まずはリール行きのチケットを購入する。

リールまでは1時間半、電車に乗る。
結構混んでいて、結局ドア付近で立つことになる。

車窓からの景色であるが、線路沿いに家や木が無い場合はたいてい地平線が見える。
フランスのこの地域には本当に山が全然なくてひらけている。電車がトンネルを通ることもない。
日本に来て富士山を上る観光客のことがこれまで理解できなかったが、少し気持ちが分かった気がする。
(下にフランスと日本を比較した図)

1時間半ほどしてリールに着く。
次にリールからブリュッセルまでのTGVのチケットを買う。

乗り換え時間は20分ほどだったので、コーヒーでも買って少しゆっくりしようと考えていたが、何度探しても掲示板に乗るはずの電車の発着ホームが書かれることがない。
時間が迫ってきて怖くなってきたので駅員の方に聞いてみると、「この電車は、向こうの駅だよ」と言われる。
なんと、自分がいた「Gare de Lille-Flandrese」駅のほかに、「Gare de Lille-Europe」駅があるようである。
チケットをよく見ると、確かにリール・ヨーロッパ駅だと書いてある。

猛ダッシュでリール・ヨーロッパ駅まで向かう。
500 mほど離れており、無理かなと思っていたが、本当の本当にオンタイムでなんとか乗る。
席も指定であったが自分が何号車に乗っているかわからず、電車の中でうろうろ自分の席を探し、何とか自分の席にたどり着く。

リールからブリュッセルまでは30分少々であり、とても近い。
ブリュッセルに到着する。
初めてのTGVであったが、結局ドタバタしておりあまり堪能することはできなかった。

掲示板のデザインがすごくかわいい。
オランダ語とフランス語の表記がある。
高校生の地理の授業で習ったように、ベルギーではオランダ語・フランス語・ドイツ語の3言語が公用語なのである。

またバタバタするといけないので先に帰りのチケットを購入しておく。
間違えてTGVじゃないやつを購入してしまう。なんでこんなに安いんだろうと思っていたところ。

まあいいや、と思いとりあえずコーヒーを飲むためにスタバに入る。
日本でもスタバで注文するのに慣れてないのにいけるんかいなと思う。

フランスの地方の場合、しょっぱなから店員さんに英語で話したりすると不機嫌になる人もいるので出来ないなりに頑張って公用語であるフランス語で伝えるべきなのかと迷ったが、前の人が普通に英語でやり取りしていたので英語で真似をして注文する。
(そりゃそうか、ブリュッセルとか言う一大観光地でそんなん思うわけないかと思う。)

フラペチーノをゲット。
しかしRyotaなんて伝わるわけないのだから、こういう時用に英語用名前を考えておこうと反省する。

一息ついたのち、外に出る。
フランス語とオランダ語で駅名が表記されている。
なんでMidiなのに「南」駅というのやろうかと思う。

歩いていたら早速水たまりに足を踏み入れ、早くもかかとが水没する。
(ちゃんとした靴持ってきたらよかった)

駅前はあまり人がいない。

治安は悪くなさそうである。

とりあえず、世界一美しい広場といわれる「グラン・プラス」に向かって歩きだす。

だんだん市庁舎の先っぽが見えてくる。

何やら人だかりがある。
それにつられて近づいていくと、そこにはしょんべん小僧が居た。
わずか55 cmという小さい身長のためにがっかりスポットとして有名な像である。
おしっこで仕掛けられた爆薬につながる導火線の炎を消したという王子が、モチーフになっているらしい。
17世紀以来、公式の着付け役がおり、特別な日には衣装を身に着けるようである。
何なのかわからなかったが、今日はオレンジ色の服を着ていた。

ずんずん進んでいく。
周囲にはベルギーワッフルやチョコレートのお店が多く立ち並ぶ。

そしてついに、グラン・プラスに到着する。
いきなり雨が降り大変であったが、すぐに晴れたうえ、石畳の表面の水が反射してきれいに映り、よりきれいに見える。

レ・ミゼラブルで有名なあのヴィクトル・ユゴーが世界一美しい広場といったにふさわしく、とてもきれいであった。

しかしここで、突如として酷い腹痛に襲われる。
昨日夕食として食べたこれの中に原因があるであろうか、、。

朝うっすらと腹痛の予兆があったのがここで伏線回収されるとは。
カバンに入れておいたストッパを飲み、気を休めつつ、トイレを探す。
しかしストッパなんて効くはずがないのは知っている。気休めしている間に入り易そうなレストランを探す。

本当にやばかったのでとりあえず人気のないほうに歩いて行って、見つけたレストランに入ろうと思う。
また雨も降ってくる。

万事休すといったところでお客さんのいないレストランを見つける。

危なかった。異国の地で万が一のことがあればと想像するだけでも恐ろしかった。

お腹はすいていなかったが、入ったからには何かを食べる必要がある。
注文した食べ物をなんとか食べきり、会計をする。
チップ込みで20€ (3200円)、、

しかし究極のピンチを乗り切り非常にすがすがしい気持ちである。
その後は観光再開、ということで目的もなくぶらぶらと歩きまわる。

ここでなんと、「極度乾燥しなさい」を発見する。
ロンドン発祥のブランドで、ヨーロッパではめちゃくちゃ人気なやつである。

しかし調べてみると、日本ではアサヒビールがスーパードライの商標権をガチガチに固めているようで、日本に持ち込む際などは偽物のブランド品などと同様に税関で没収される可能性もあるらしい。本当か知らないけど。

なんか買ってみたかったけど高かったので買うのはやめる。

スマホの充電が20%になったのでそろそろ充電しようかなと思った矢先またしてもハプニングが。
間違えてC to Cのケーブルを持ってきてしまったことに気づく。

まあでも仕方ないと考え、ぶらぶらと歩く。
歩いていると、荘厳な鐘の音が聞こえてくる。
どうやら近くの大聖堂の鐘の音のようである、近づいて行ってみる。

対面。

サン・ミッシェル大聖堂という名前のようである。
アミアンの大聖堂より外装はシンプルである。
そして、厳密に左右対称な造りになっている。

中に入ってみる。

どでかい空間。

めちゃくちゃ運よく、讃美歌?が歌われている最中であった。
大聖堂内全体に透き通った歌声が響いていて、
デカい空間に石の造りなので音が反響して迫力がありめちゃくちゃ感動する。

しばらく椅子に座って聴いていた。

終わってしまったので中をぐるぐる見てみる。

大きなパイプオルガン

きれいなステンドグラス

それぞれの大聖堂で外層も内装も全然違うくておもしろい。
ちゃんと知識を付けて楽しめるようになりたいと思う。

今日は16時の電車に乗らないと帰れなくなってしまうのでメトロで、行きに来た駅まで帰る。

本当にスマホの充電がやばいので、道すがら色々店に入ってみるが中々ケーブルが売っていない。

ブリュッセルのメトロの駅はかなりきれいで、電車の中もパリメトロのそれと比較して10倍くらいきれい。
危なそうな雰囲気も全くない。

ブリュッセル南駅に着く。
ここでもずっとケーブルを探して歩き回る。
駅の中では時々うっすらしょんべんくさい。

ようやくケーブルを売っている店を見つけてなんとか充電できるようになる。8€。

16時39分の電車まで駅内を散策する。

トイレ160円/1回
自分のトイレの価値も為替に影響されるのはなんか変な気持ち。

ぶらぶらしていたものの、自分が乗る電車が分からないままだったのでとりあえず駅員の人に教えてもらう。
仕事とはいえ、皆親切に教えてくれるので本当にありがたい。

コルトレイクというところで乗り換えて、リールに向かうようである。

時間がたち、電車に乗る。

1時間半くらいでコルトレイクに到着する。
電車に乗るのはめっちゃ好き。

リールでは乗り換え時間が全然なかったので走ってホームに向かう。

アミアンへ向かう電車に乗る。
かなりの満員電車である。

1時間ちょっとでアミアンに到着する。
アミアン駅前は、観覧車やメリーゴーランドやジェットコースターなどアトラクションがいっぱいある。
子供たちもみんな楽しそうにしていてとても良い街だと思う。

それにしても寒い。
今の気温は3度。凍りそうになりながらバスを待つ。

終わり。

今週は境研の皆が来るので楽しみである。

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