1月15日から2月16日まで、ドイツに留学する。これにあたり、留学の記録をブログに書いていく。研究の気晴らしになれば、またこれから留学する人のお役に立てれば幸いである。
まずは留学準備編。
2025年7月、学部時代の指導教員に留学はいかないのかと聞かれる。行きたいと答えたところ、1年以上前に連絡を取るのが一般的とのこと。
慌てて動き始めることを決意。留学したいラボがあるわけでもないので、留学先を探すところからである。
留学の目的は構造色のテーマを発展させるため、その分野を専門とする人と協力したいというものなので、日ごろの文献調査でよくヒットするラボをリストアップしていった。
その中でも一番自分の系に近いラボがドイツにあった。Saarland UniversityのGallei教授のラボである。
論文での評価項目やディスカッションが充実している。アカデミアに行くならコレスポの先生の年齢は若い方が良いが (業界にいる時間が長く被るため)、40代前半の教授で問題ない。ラボの人数は20人弱で大きすぎず、留学生もいる。あまりにも好条件。絶対にこのラボがいいと思った。
ただ噂によると、コネのない学生はラボ受け入れのメールを送っても基本返ってこないとのこと。業績がないなら10通以上は覚悟しておけとも聞く。
分野違いのラボで全然関係ない研究をしている、経験も業績もない学生は不利なので、メール文面とCVをガチガチに固めることにした。
これらの作成に2週間を費やし、WildanさんとKelumさんにアドバイスをもらい、8月にGallei先生にメールを送信。
奨学金を取る必要があるため、留学希望時期は2026年4月以降とし、滞在期間は3か月とした。
40分後、メールが返ってきた。受け入れてくれるっぽい文面。そしてオンラインミーティングを行おうとのこと。
9月末にまず境先生とGallei先生のミーティングがあり、その翌日に私とGallei先生のミーティングがあった。
ミーティングという名の面接だと思っていたが、名乗っただけでacceptといってもらえたので、驚いた。
その後、コラボは早いうちに進めるべきだから10-12月にでも2週間こないかと言われた。渡航費と滞在費は出してくれるとのこと。ありがたいご提案である。
ただインドネシア渡航の予定があったのと、渡航費・滞在費だけでは赤字なので、基礎工の奨学金を取って1-2月の1カ月で行くことにした。
ここまでが留学実現までのいきさつである。
留学決定後も今日まで、共同研究のために頻繁にやり取りしている。
これまで30通を超えるメールのやり取りと、3回のオンラインミーティングを実施した。
英語ができない上にあがり症なので、ミーティング前はおなかが痛いし、ミーティング後は真夏くらい汗だくである。集中しても6割くらいしか聞き取れないし (1割くらいドイツ語だと思う)、言いたいことが全然英語で言えない。
また11月から博士学生2人が私のチームに加わった。学生を募ったら立候補してくれたらしい。2人も実験やディスカッションをしてくれている。ディスカッションしていると知識量の差がよくわかるので、自分がまだまだだと実感できる。
ちなみに実験していただくにあたり、作製したサンプルをドイツに送ったが、まだドイツ税関にとらわれていて、私の方が先にGallei labに到着しそうである。
Gallei先生に対応していただいているが、「Electronic platformにアクセスできなくて厳しい、受け取れない可能性がある」といわれた。1週間と大量の試薬を費やしたので、さすがに渋い。ドイツの洗礼である。
このような経緯でドイツに向かっている。
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最後に、色々とアドバイスや相談に乗ってくださった研究室の皆様や、ミーティングで “strongly recommend” してくださった境先生のおかげで今回の渡航は実現しています。ありがとうございます。
メール文面やCVなどは大体NASにアップロードしてきました。研究データバックアップ> Miyawaki > back-up > 留学、で見つかると思います。
不利なスペックの私が「毎日のように受け入れのメールが来るけど、あなたを選んだ」と言ってもらえるくらいには、悪くないのだと思います。皆様が留学アポとるときの参考くらいになれば、、
Gallei先生は、境先生に「マテリアルが良かったから選んだ」と伝えられたそうですが、マテリアルが何を指すか不明です。研究テーマかCVな気がします。
次回から渡航編です