インドネシア大学でのシンポジウム


インドネシアのジャカルタで開催された『第1回日本・インドネシア国際大学院生バイオマテリアル・バイオプロセスシンポジウム』の参加報告を行う。

実は、博論執筆が間に合わないかもしれないと思い、最後の最後まで本当に参加していいものかと迷っていたが、結局参加させていただいたという流れがある。
渡航まで2週間を切った時点で、厦門航空のフライトがキャンセルされたせいで、1週間前まで航空券を持っていないという状況だったが、なんとかいろいろ探した末に航空券を入手できた。
ただ、今回は預入荷物無し、機内持ち込みのみ7 kgというギリギリさであった。

渡航日の1日前からパッキングし始めたのだが、7 kgでは割かし何も入らないものだと思った。体重計を前において何度も計りなおして7.6 kgくらいにして諦めた、多分許してもらえるだろうと考えて。(結局中家くんにちょっと持っていただいた。ありがとうございます。)

21時発でタイのドンムアン空港に1:30に着くフライトだった。関空に着いたのが意外とぎりぎりでほとんど何も食べれず、機内食も付いていなかったので、6.5時間のフライトは空腹との戦いになると思いきや、3時間くらいは寝れたし、発表原稿を考えたりするなど、これまで史上で最も、フライト中の時間を最も有意義に使うことが出来た。

ドンムアン空港に着いたのは結局1:00過ぎくらいだった。
ドンムアン空港を歩くのは大学3年生ぶりで、実に5年以上ぶりだった。

ホテルまでの道のり、空気の質は本当に悪かった。車の排気ガスと埃っぽさにほんのり下水っぽいにおいが添加されていた。
そういえば、以前は道端にもっと結構野良犬が居た気がするけど、この5年でだいぶ減ったのか、30分くらいの道のりで一匹も見なかった。
これまで行ったヨーロッパの国は歩行者の方が強かったけど、タイでは圧倒的に車・バイクの方が強くて、全然道路をまたぐことが出来なかった。

ホテルに着いた。
そうだそうだ、コップンカーだわ、と思い出した。

ホテルは予約サイトで見ていたほどキレイではなかったけど、夜中にチェックインできるしクーラーも効くし虫もいないしお湯も出るし一泊4000円くらいだし、悪いところではなかった。

ホテルまでの道中にあったローソンで手に入れたネギ塩豚カルビ弁当を食べた後、発表スライドを作って少し練習して3:30くらいに寝た。

ホテル向かいの陽気な音楽で午前7時くらいに目が覚めた。
意外とすっと起きれたし、まだそれほど疲労も蓄積していなかった。
ホテルの朝食はあまりおいしくなかったけどとりあえず食べきり、すぐに空港まで歩き出した。

空港までの道中、汚い川だな、、と思って川を眺めていると、体長1 mくらいのワニが泳いでいた。
こんなところに生き物は居るのか、、、と思っていたところに野生のワニが居たので、少しだけテンションが上がった。

とはいえ、外はやっぱり暑いのですぐに再度歩き出した。
夜は気づかなかったけど、行きは2倍くらい遠回りしていたことが分かった。
空港では、ゆずコーヒーを飲みながら発表資料づくりと発表練習を行った。
ゆずコーヒーはホントに美味しくなかった。ゆずの皮の苦さとコーヒーの苦さが真正面からぶつかっている感じだった。

ドンムアン空港ースカルノハッタ空港は3時間30分くらいだった。
発表資料作成と発表練習をした後、一本だけ短い映画を見たらすぐに到着した。

ジャカルタに着いたけど、2年半前に来た時のターミナルとは違ったので、初めて来たような感じがした。
ファティマさんがGojekのピックアップポイントの人と話しを付けてくれて、僕と中家くんが泊まる宿まで連れて行ってくれるタクシーを予約してくれた。(ありがとうございます。)
境先生は渋滞に巻き込まれて3時間くらい掛かったと言っていたので長くなることを覚悟していたが、時間帯とドライバーの運転スキルのおかげで、Drian Kalibata 駅付近の宿まで1時間程度でたどり着くことが出来た。
(道中、混雑している場所はたまにあったけど、緊急車両用の路側帯?みたいなところをずっと走ってくれるので渋滞はほとんど関係なかった。)


宿は高層ビルが何棟も密集している団地の、18階にある一部屋だった。
とりあえず、寝室が分かれていたのでいいんじゃないか、というのだけ確認してご飯を食べに行った。

宮脇さんと寺田さんと中家くんと4人でインドネシア料理を食べた。
味付けは濃かったけど、口には合うので良かった。
一皿一皿が大きく、ドリンクも頼んだのに4300円くらいだった。

食べ終わった後は、少し買い物をしてから宿に帰った。

宿のシャワーは温水が出なかった (後々Retnoさんに聞いたところによると、インドネシアでは温水シャワーが出ないのはあたりまえらしい)。そして水圧は、これまで経験したシャワーの中で断トツで弱かった。しゃがみながら蛇口から出る冷水を浴び、何とか乗り切った。ハエとも蚊とも蛾ともいえない小さな虫はいっぱいいるし、下に敷かれている木のタイルの下からムカデみたいなやつが出てくるし、ほんとにシャワーだけは耐え難いツラさだった。
ちなみにタオルもなかった、、。タオルぐらいは欲しかった。
あとできればトイレットペーパーも置いていただけるとありがたかった。
でもまあ1泊3000円ちょいだし仕方ないか、、とも思った。そして3泊しかしないし乗り切ろうと決心した。

シャワーを終えた後、発表練習とスライド作成をしてから寝た。

12/3 (水) の午前中はまず、ジャカルタを南北に走る鉄道に20分ほど乗り、Pancasila universityというところに向かった。
キャンパス内は広々していて、高い建物が少なく閉塞感が無かった。
キャンパス内にはガネーシャ神の像を設置している施設もあった。

結局10分くらいみんなでぶらぶら歩いた後、ファティマさんの運転でインドネシア大学 (Univesrsitas Indonesia)まで連れて行ってもらった。
このジャカルタの道路をよく運転できるな、、自分なら絶対できないわ、、と思いながら車に乗っていた。
ちなみに、粉谷の席は無かった。

十数分車に乗せてもらうと、いつのまにか見覚えがある道路を走っていた。
風間・日高さん・河上・私・境先生、の5人でインドネシアに行った時から、もう2年半くらい経ってるのか、、と少し恐ろしく感じた。
そして、あの時初めて会ったファティマさんが今や同じ研究室のメンバーで、同じ便でインドネシアに来ているのも不思議な感覚だった。

インドネシア大学に来たのは2回目だけど、特に何かが変わったような気はしなかった。
とりあえず、暑いし喉が渇いて耐えられなかったので、キャンパス内のコーヒーショップにみんなで入りアイスコーヒーを飲んだ。
レギュラーサイズで450円くらいしたので、意外と結構するんだな、、と思った。

復活後、再度みんなで翌日の発表会場を目指して歩いた。
道中、キャンパス内には至る所に野良猫が居た。

耳先がV字にカットされている猫が意外と多いことに驚いた。インドネシアでも去勢/不妊手術?して野良猫の数をコントロールしてるのかな、、?
あと、日本の野良猫と比較してどの猫も警戒心が無くてのんびりしていた (暑すぎてバテてるだけ?)。

発表会場に着いた。
だいたい100人以上は座れそうな会場だった。

しかし、最近は化学応用化学科のコース分け説明会で、西山先生・水垣先生・満留先生・北河先生・岸先生・菅原先生に監視された状態で、80人近くの学部生に向かってしゃべるという経験をしたので、そんじゃそこらのことでは動じなくなっていた。

とりあえず、発表者ツールを使えることだけ確認し、安心してから学食に向かった。

恐らく、2年前にも来たことがある学食だと思うけど、中で実際に食べるのは今回が初めてだった。
現金をお借りし、ナシゴレン・アヤムを注文した。
注文してから作り始めてくれて、スパイシーかノンスパイシーか尋ねてくれるのでありがたかった。
この時点で既に腹を下していたので、追い打ちをかけることは何とか避けることが出来た。


注文後、席に持ち帰ってからも、絶えずハエの襲撃を受けるので、机の上のナシゴレンを守り切る必要があった。
こっちのハエは日本のハエよりもしつこい。
追い払っても追い払ってもきりがないので、アルコールティッシュで覆うことで何とか食べるまでは守り切った。
味はとてもおいしい、これで200円だった。阪大の学食でもこの値段で出せたら行列ができること間違いなしだ。
(最近の阪大内の学食の強気な商売は流石にあり得ないので、何とかしてほしい。)

昼ご飯を食べ、おなか一杯になった後は、インドネシア大学でで心理学を専攻するファティマさんの弟さんとも合流した。
2人がジャカルタ市内の屋内テーマパークに連れて行ってくれた。(本当にありがとうございます。)
(道中では、車内では進撃の巨人の話になり、弟さんの推しキャラがエルヴィンであることが発覚した。)

テーマパークは想像の5倍くらい大規模で、アトラクションもめちゃくちゃ楽しかった。
安全面の問題で日本だと多分許されないだろうな、、というものも多く、そんなスリルが楽しさを倍増させた。
最後に、雪 (氷) ? (日本では多くのところで初雪が観測されたらしいけど) で遊んでから、シーフードレストランで夜ご飯を食べた。
シーフードヌードルが美味しかった。

再度ファティマさんの車にみんなで乗り、Bogor線でDurian Kalibata駅まで3駅のところまで乗せていってもらった。(ありがとうございます。)
ただ、ジャカルタのホンっトにひどい渋滞はなんとかならないのかな?と単純に疑問に思う。
ただ、そりゃなんとかしようとしているはずなので、なんとかならない理由があるのでしょう。。

宿までの帰り道、
宿が入っている団地の地下には巨大なスーパーが入っていて、そこにはカフェもあるし食料品も売ってるし、携帯も売っている。そこで、コーヒーと翌朝用のシナモンロールを買って宿に帰った。
宿に着いたらすぐに悪夢のシャワーを済ませ、自分の部屋に引きこもった。
寝室が分かれているって素晴らしい。
(とんでもないいびきをかいているようで、部屋が別れていないとスーパー害悪野郎になってしまう。)
その後、布団の上で2時間くらいスライドを作ったり練習をしたりした。
まだ一度も通しては練習しておらず冷や冷やしていたけど、眠すぎたのでいったん寝た。

目覚ましで6時に起こされた。
リビングに行き、昨日買ったシナモンロールを食べようと袋を手に取った。
昨日飲み残したアイスコーヒーを冷蔵庫から取り出し机の上に置き、ドリンクの準備もオッケー。
そしてワクワクしながらシナモンロールを袋から取り出した。
すると、、

うじゃうじゃうじゃうじゃうじゃうじゃうじゃ


1 mmくらいの小さなアリが大量にシナモンロールの上を這い、一部のアリはすでに僕の拳の上を歩いていた。。
本当に焦った。出てこないように袋を閉じて冷蔵庫の上に投げ置いた。袋の上には大量のアリが這っていた、、。
朝ごはんを失った悲しみよりも、気持ち悪い光景が脳に焼き付いてしまった方が深刻だった。思い出すたびに体中がかゆくなり、鳥肌が立つ。
(今空港でこの文章を書きながらも鳥肌がとまらないし、体の至る所がかゆい、、。)

そんな事件もあり、とりあえずコーヒーだけ飲んだ後30分くらい発表練習して、インドネシア大学に向かった。

自分の発表は二人目だったので、それは本当にありがたかった。
いつもどんな時でも自分の発表は午後にある気がしていた。
自分の発表が終わるまではソワソワするのでなかなか他の人の発表を聞く余裕がない。
そのうえ、序盤の発表はまだ聴衆がそわそわしていたり、まだまだ人がそろっていなかったりしているうちに終わらせることが出来るのも良い。

結局、午前中は聞きにに来ている学部生の人の数も30人程度?で、比較的緊張せずに話せる状況だったと思う。
とりあえず、イントロダクションだけは発表者ツールを見ずに話すように練習をしていた、が結局イントロ最後の一枚分でさえもがっつり見てしまった。
今回、何とか平たんにならず抑揚をつけるように気を付けて発表するように心がけたが、出来ていたのかどうかは分からない。一応、Biofabrication2025の時の反省を活かし、英語を話すことに集中し過ぎず、内容を伝えることに重きを置いたつもりであった。
とりあえず、大きな失敗をすることなく発表を終えることが出来たのは良かった。

一日のシンポジウムが終わった。
インドネシア大学の学生でさえも、質問が出ずに先生に小突かれて渋々質問をさせられており、日本で見るような状況があるものなんだなと意外に思った。(勝手に、日本以外の国では、質問タイムにみんな手を上げて、時間が足らずに質問できない人が複数出るようなものだと思っていた。)
でもやっぱり、みんな英語が上手で、ほんとにすごいな、何が違うんだろうと思った。

発表が終わってから、Retnoさんを含むインドネシアの人6人くらい?とファティマさん兄妹と、我々6人の合計十数人でうどんを食べに行った。

NIKU UDONと揚げ物3品を食べた。
どれも美味しかったが、やはり日本のと比べるとうどんのコシが少し弱い気がする。ポーランドのUKIUKIうどんでもそうだったので、うどんのコシっていうのは再現するのが難しいのかもしれないと思った。材料なのかワザなのか、それとも、うどんにコシを求めておらず、コシのあるうどんを作ろうとしていないのか、どうなのか。

その後は、MARGO CITYどいう、DEPOKで一番デカいというショッピングモールのフルーツコーナーに連れてきていただいた。
フルーツがどれも安く、なおかつめちゃくちゃ美味しい。
店員さんも優しく、マスカットやピーナッツなどの試食を色々出してくれた。


ドラゴンフルーツとハルマニスマンゴー?というのを購入した。

お土産を買おうかなと思ったけど、重量と体積的に持って帰れなさそうだったので、何も買わなかった。
いつも調子に乗って買って帰ってはいつまでも放置され、掃除のときに捨てられてしまっているので、これはこれでよかったと思っている。

ファティマさんたちがホテルの前まで車で送ってくれて、そこでファティマさんの弟さんとはお別れした。
吹田キャンパスの人間科学部で学びたいと言っていたので、留学に来た時にぜひ再会できたら嬉しい。

宿に着くと20時を過ぎていたくらいで、プールも閉まってしまう時間だった。
ベッドに寝転んで形態を見ていたら寝てしまった、風呂にも入らず・歯も磨かず。

朝起きたら3:00くらいだった。
そこから何とか22:30のフライトまで耐えて、帰国した。




























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