6年間にわたる(研究室での)学生生活、最後の学会として参加したInternational Conference on Miniaturized Systems for Chemistry and Life Sciences (µTAS 2025)について書いていく。
μTASはマイクロ流路をはじめとする微小サイズのシステムを用いて化学、生命科学、医学、環境、農業、エネルギーといった幅広い分野の課題に取り組む、その分野では有名かつ権威ある学会で、今年で29回目を迎える。
開催地であるAdelaideはオーストラリアの観光都市のひとつでワインの産地として有名である。(参考:https://www.australia.com/ja-jp/places/adelaide-and-surrounds/best-wine-regions.html)
しかし、日本では知名度が低く、渡航客も少ないため直行便は一切ない。
今回はSingapore航空を使ってSingaporeのChangi空港経由でAdelaideに向かった。
関西国際空港を16:40発予定だったので14:30には空港に着いていた。
しかし、行く最中に出発が30分遅延するという連絡が来ていた。
到着予定時刻は22:40、そして次のチャンギ空港発の便は23:40で、元々トランジットが1時間しか用意されていなかった。
それが30分も縮まったとなれば当然、到着後のダッシュが必須となる。
海外でのトラブルは初めてではないが、やはり気が気ではない。
また6時間ほどの間に飲み物、軽食、晩御飯がでてきたことも相まって一切寝られなかった。
着陸の際に機内アナウンスでAdelaide行きの人は急いでTerminal 3の21番に行けと言っていた。
飛行機を降りたところでもスタッフが看板をもって21番にいけと案内していた。
それなりに走って搭乗ゲートについた時にはほとんど全員が保安検査後のゲートの中にいた。
汗だくになりながらなんとか保安検査を通過すると5分もたたないうちに搭乗となった。
なんとか間に合った安心感と移動の疲れからAdelaideまでの飛行機ではぐっすり眠れた。
9時頃にAdelaideにつき、入国審査を行った。周りには学会発表のポスターが入っているであろう黒い筒をもった日本人が少なく見積もっても10人はいた。ここで初めて学会の規模の大きさを思い知る。
空港からはバスに乗って学会会場に向かった。非常に揺れるので酔い止めを予め飲んでおくことをお勧めする。
30分ほど揺られて会場近くのバス停についた。
会場の周りには看板やポスターが張られていた。

学会のチェックインを済ませて名札とプログラム集を貰った…のだが、この厚さである。

再度学会の規模の大きさを思い知らされる。
用事をすませ、ホテルのチェックインまで時間があったのでAdelaideの街を散歩した。
栄えている場所は主にこの緑地に囲まれているエリアになる。

横幅6 km, 立幅10 kmくらいの大きさで、周辺の緑地の中に植物園、動物園、遊園地、スタジアムなどが点在している。
まず荷物をホテルに預けるために学会会場から3 kmほど歩いてホテルに向かった。
ホテルに着き、チェックインを早めにできないか尋ねてみる。受付の方はオーストラリア訛りの英語で早速半分ほど何を言われているかわからない。なんとか単語を拾い集め、チェックインは14時からで荷物は預かるよと言ってもらえていることを理解したので、身軽になり先ほどの地図の紫のエリアを探索した。

やはりオーストラリアは自然が豊かで日本では見たことのない植物や鳥がそこらじゅうにいる。6年前にCairnsに行った時には町のど真ん中にある木に、体長は1 mを優に超えるコウモリが大量にひしめきあい、なんとも耳障りの悪い声で鳴いているのをみて驚いたものである(昼間のできごと。夜には町中に飛び回るらしい)。ここではインコやオウムなどがいた。
またAdelaideは大きな観光地こそないものの、町中にアートがあふれている。壁に書かれた絵もあれば、センター街には金属球を組み合わせた像や、豚がゴミ箱を漁っている様子の銅像など様々に彩られている。自然と人工物、どちらも見ていて飽きない。今日が晴れていればどんなに良かったことか。
ひとしきり歩き回ったところでお腹がすいてきた。
諸々の移動による疲労とオーストラリア英語の洗礼を受けて少し疲れたのでKFCに寄った。
流石に旅先で日本でも食べられるものはどうかとも思ったが、もう心身ともに疲れ果てていたため、諦めてカロリーが高そうなものを頼んだ。

次回は学会の様子について書いてみようと思う。
続く