スイス学会:Biointerface International Conference

8月21日、Biointerface International Conferenceが開幕した。

会場は University of Applied Sciences Northwestern Switzerland (Fachhochschule Nordwestschweiz) 

通称FHNWのMuttenzキャンパスであった。

図 学会会場であるFHNWのMuttenzキャンパスの建物

内部は吹き抜け構造になっており、日本の耐震基準ではおそらく実現が不可能な階段が螺旋状に配置されている。

キャンパスの一階を貸し切って学会が行われた。

図 ポスター会場(左)と招待講演会場(右)

ポスターを設営していたところ、FHNWの学生と思しき人に突然ドイツ語で話しかけられる

$#%$ (強勢)  #$% $#%&  event   #$%&  )(#$ ?

何を言っているかわからなかったが、このeventが何かということを聞いているのではないかと推測し

これはBoiinterface international conferenceであると答えたら、納得してどこかに行った。

英語は理解しているがドイツ語しか話さないようである。

主な参加者はヨーロッパ出身の人が多かったが、アメリカ、ブラジル、そしてアジアなど世界中から参加していた。

開会の歓迎の儀式に、スイスの伝統楽器アルプスホルンの演奏が行われた。”The Alpine Sisters”と呼ばれる演奏団体がアルプスホルンの演奏をした。奥深いメロディが会場に響き渡った。

最初の講演者は、アメリカのユタ大学のDavid Grainger教授である。足場レスな細胞シートを用いた再生医療の研究に関する発表を行なっていた。日本の大学との共同研究とのことであり、弊研究室の誰かは知っているのではないだろうか。

遺伝子治療の話や、バイオプリンティングの話、比較的我々の研究に近い話をたくさん聴くことができた。

2年後にまたやるはずなので、興味のある人は参加してみたらいかがだろう。

ポスター発表は夕方5時より開始した。みんな、おつまみを食べたり、お酒を飲むことに夢中でポスター発表を聞く人はほとんどいない。

図 ポスター発表中に提供されたおつまみ

近くにいたドイツ、フランス出身のphD studentと雑談をしていたら、発表時間が過ぎる。

フランスの学生にはフランス国鉄SNCFのアナウンス音の真似をするとウケる。

phDは健康に良くないという意見は一致する。

なんだか手応えがない中、夜7時を迎え、1日目は終了する。

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