週末の日帰り小旅行 パリ編 (第2章)

2023年12月2日 (土) 今回もパリに行く。
今回は、Hugo (4月~9月で境研究室に留学していたフランス人の友達) と宮脇さんの3人でまわる。

家を出る。
朝の気温は-4°C、朝シャワーのおかげで体温が上がっているうちに駅まで歩きるつもりである。

空気中の水分が凍っているのか?白いもやもやがある。

駅に着いたのでとりあえずパリに向かう電車に乗る。

今回は乗客の人たちがみんな静かで、とても快適に移動することができた。

パリ北駅 (Gare du Nord) 着。

新しいSIMカードを入れてくるのを忘れてしまい、今日は携帯を使えない。
毎回何か一つはうまくいってない。

Hugoは10:45にオステルリッツ駅 (Gare d’Austerlitz) に到着するので、それまではバスティーユ広場に行き、デモを見ることにする。

調べてみると、バスティーユ広場はもともとバスティーユ牢獄があった場所で、現在は1830年のフランス7月革命の記念オブジェクトが建てられており、現在は政治的なデモの大人気舞台となっているようである。

地下鉄バスティーユ駅でおりて地上に出る。

すぐに見えてくる。

「JUILLET 1830」と書かれている。1830年7月。

いろんな方向から見ていると、赤いスプレーで「FREE PARESTINE」と書かれているのに気づく。

違う面には同じスプレーで「STOP GENOCIDE」とも書かれていたから、どっちも最近書かれれたものかもしれない。
しかし今日はまだ時間が早かったのか、そもそもお休みだったのか、デモを見ることができなかった。

この一帯はランニングしている人や犬の散歩をしている人が多く、広々としておりとても良いところのように思う。
満足したのでオステルリッツ駅に向かう。

10:30パリ植物園の近くで、待ち合わせをする。
(写真の右側にはパリ万博のあの有名な温室があった。今度行ってみる)

Hugoと再開する。少しスリムになったようだ。
おしゃべりをしながら植物園を突っ切り、まずはパンテオン (Le  Panthéon) を目指して歩いていく。
街並みもめちゃくちゃきれいで、歩いて周りを見ているだけで面白い。
交差点に面する建物の角が直角になってなくて丸っこくなってるのが可愛いので好きである。

道路には犬の糞が多く落ちているので下にも気を付けながら歩く必要がある。
(フランスでは、糞を踏んだとしてもそれが左足であれば幸運が訪れる予兆であるとの迷信があるらしい。)

大きな教会

右手にはサント・ジュヌヴィエーヴ図書館。世界でも指折りの美しい図書館らしい。

パンテオンに到着。
非常識的に大きいのは言うまでもなく、また大聖堂とは違う雰囲気で良い。
こういうのを見るたびに思う、何百年も昔の人はどうやって作ったんやろうかと。

今はフランスの偉人のお墓として使われているらしい。
正面には「Aux grands hommes la patrie reconnaissante(偉人たちへ、感謝せる祖国より)」と書かれているよう。

パンテオンから振り返ると、遠くにエッフェル塔がうっすら見える。
天気が良くて本当にうれしい。

写真左手に見えるカフェ、「PANTHEON」で朝食を食べる。
寒いけどせっかくなのでテラス席にしてもらう。
この席からはパンテオンとエッフェル塔の両方を見ることができる。なんて幸せ者なのだと感じる。

このときばかりはパリジャンになった気分である。

クロワッサンとコーヒーとパンとオレンジジュースのセットを頼む。
この焼きたてほかほかのクロワッサンが人生史上で間違いなく1番おいしかったパンである。間違いない。
そして寒い中飲むコーヒーも格別だ。フランス人が寒い中テラス席で飲食している理由がなんとなくわかる。

高いけど、値段以上に素晴らしい経験であった。

次はバスに乗って軍事博物館を経由し、エッフェル塔に向かう。

メトロでの移動よりもバスでの移動の方が良い。安全だし景色を見ることができる。

バスの中からはモンパルナスタワーが見えた。高さ210 mでパリで一番高いビルらしい。
それ関連で調べていたら、いま日本で一番高いビルはもうあべのハルカスじゃないことを知る。

バス到着。

豪華な病院がある。

パリ軍事博物館 (中には入ってない)、

エッフェル塔に向かう。

マルシェに売ってた松茸みたいなやつ。

エッフェル塔着。

記念撮影。

科学者の名前がいっぱい書いてある。
文字通り雲一つないいい天気にエッフェル塔は映える。

錆びた色だと思ったら、この色で塗られているっっぽい。

人が多くて落ち着かないので早々に撤退する。

遂に、レストランに向かう。

バスに乗る。(チケットはまとめて10枚くらい買っておいて所持しておくとよい。)

Hugoおすすめの「La Coupole」に到着する。

内部はアール・デコ (Art Déco) という装飾様式が取り入れられているようで、建築好きなHugoとしてはおすすめのレストランらしい。
満席のため、予約していないお客さんが多くはじかれている。

メニューを読む。Hugoが全て説明してくれる。
本当にありがたい。

ボーヴォワールやサルトル、カミュなどを含むフランスの著名な人物たちが通った由緒あるレストランらしい。
そんなところでまさか料理を食べることができる日が来るとは。

二人はタルタルを注文し、僕は「子羊かなんか肉のバルサミコソースなんちゃら」を注文する。
Hugoおすすめのワインもいただく。

ワインを全然知らないので他のワインとの比較ができないが、飲んだ時に本当に美味しいと感じたのだけは間違いない。
そして、ナイフとフォークの扱いに苦戦しながら食べすすめる。
どれもこれも美味しすぎる。。

ワインでほろ酔いな状態で、店内の景色・料理の味・周囲の音からの感覚的な刺激を受け、ふらふらするほど心地よかった。
間違いなく、今後忘れることのない経験だ。

食べ終わって店を出る。
ほんとうに貴重な経験だった。

次はモンマルトルの丘に行く。
やはり昼以降は本当にどこもかしこも人が多い。

とりあえずメトロで移動する。
駅から、数えられないほどの階段を上り、遂に到着する。

ちょうど夕日が当たる時間帯で、サクレクール寺院が色づいており綺麗である。

パリで一番高い丘なのでパリを一望することができる。
ちょうど空がトリコロールカラーになっておりラッキーである。

時間があれば中に入りたかったが今日はないのでまた来ようと思う。

次はパリのノートルダム大聖堂に向かう。
メトロで移動する。

最寄りの駅までついた時点でHugoの帰りの電車の時間が迫っていたのでここでお別れする。
また日本に来るつもりであるといっていたので、日本に来た時は連絡してくれと伝えてお別れした。

フランス語を話せて現地を熟知している人と一緒に回ると、10倍くらい深くパリを楽しめることを知った。

火事の修理中のためかあまり近づくことはできない。

帰る。
帰り道にもいたるところでフランスカラーが見つかる。

夜の景色も良い。

2時間くらいかけてアミアンまで帰る。

翌日に知る。
エッフェル塔に行ったそのあとにイスラム過激派のテロで複数の観光客が死傷していたことを、、。

やっぱり夜は危ない。



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