11/11日 (土) 、日本ではすっかりポッキーの日として認識されている日であるが、フランスでは「第一次世界大戦休戦記念日」として祝日になっている。
第一次世界大戦中、アミアンは特に大規模な地上戦の舞台となったようである。
とりあえず外に出る。
アミアン大聖堂→美術館→ジュールヴェルヌ邸を回りながら、街を散策するつもりである。
最高/最低気温が11/4 °Cの晴れ。
久しぶりに天気が良くて気持ちが良い。
アミアンの冬は曇りや雨の日が多いようであり、
実際ここに滞在してからここまで晴れていたのは初めてで、1日を除いてすべての日が曇りでかつ一日のうちのどこかで雨が降っていた。
Google mapを見ながら大聖堂を目指す。
5分ほど歩いていると、大聖堂の先っぽが見えてきたのでGoogle mapを閉じる。
さらに少し歩くと大きな湖がある。
ソンム川も目の前に。
石畳の旧市街地に入る。
ホッキョクグマから逃れる人のアートがある。
ついにアミアン大聖堂の先端がだいぶ近くにまで迫っている。
ついに対面。
大聖堂の非常識的なスケール感と、空と建物との輪郭がはっきりと分かれていることが相まって、実際に目の前に大聖堂があるという事実に違和感を感じる。
建物を見てこのように感じたのは初めてである。
内部に入る。
圧倒的な空間。
外からの光でカラフルに光るステンドグラスがめっちゃキレイ。
800年以上も前、たった68年という短期間で建造されたらしい。ありえない。
大満足したところで次は美術館に向かう。
街の中心的な通りは広々としていて良い。
30分ほど歩き、ピカルディー美術館に到着
あらゆる施設で内部に入るときは持ち物をチェックされる。
流石、フランスは1か月ほど前にテロ警戒水準が最高レベルまで引き上げられたばかりだからである。
9€ (1500円くらい) で入場する。
まずは地下のエリアを見る。
考古学コレクション。
がいこつを見ると、下半身の骨って上半身の骨と比べるとだいぶ太いのだなと思う。
ミイラは肉がまだ残っていて人の感じがあり少し気持ち悪く感じる。
次に2階の展示を見る。
絵画コレクション。
抽象画・風景画・肖像画・宗教画と幅広く展示されている。
しかしこういう絵を楽しむ素養をもってないので、なかなか難しい。
次に1階の展示を見る。
彫像のコレクション。
結局、このコーナーが一番おもしろいと感じた。
下図のような感じで大量の彫像がある。
大理石・石膏・石灰岩・土など、それぞれの彫像が違う材質で作られている。
彫像に顔を近づけ表面を見てみると、大理石でできたものは表面がつるつるしており、一部キラキラする粒子も混ざっている。
一方で、石灰岩でできたものは表面がざらざらしており、風化の影響をもろに受けているものが多い。
材質の違いで与える印象が全然違うのはとても面白い。
腕の筋肉や、拳の骨の再現もめちゃくちゃ忠実である。
折り畳みの動きや軽くて柔らかそうな布の雰囲気を、硬い大理石で表現できるのはすごい。
こういうのはつるつるした大理石で作るといい感じに見えるのかもしれない。
一番いいなと思った作品。
彫像コーナーは初心者でもめいっぱい楽しめてよい。
美術館を出る。
ジュールヴェルヌ邸に向かう。
20分くらい歩いて到着。
25歳以下は無料で入場できる。
自分が既に25歳であるということに驚く。恐怖である。
あの「海底二万哩」や[八十日間世界一周]のジュールヴェルヌの家である。
4階建てであり、全ての部屋が遊び心満載である。
特に、屋根裏部屋はノーチラス号の内装を意識しているのかなと思う作りで楽しい。
これにてジュールヴェルヌ邸から出る。
宿泊先まで歩いて帰る。
帰り道、以下の写真を撮った直後に事故が起きた。
とんでもない衝撃音とともに、前を走っていった車のタイヤが破裂する。
歩道と車道を分けている柱に右前タイヤがぶつかったようである。
実はフランスに来てから目の前で事故が起こったのは2回目である。
もしフランス語をネイティブレベルで話せるのなら、一生アミアンで暮らしていけそうである。
自転車は借りれました?
自転車は借りていません。
交通ルールが分からず、どこを走ればいいのかもいまいちわかっていないので後回しにしています。
もう少し観察して乗れそうだったら乗ってみます!
温度はどのぐらいですか?
コメントありがとうございます。
最高気温が10 °C前後、最低気温が5 °C前後で、大阪よりはだいぶ寒いです。
そして、基本的に毎日が雨なうえ日照時間もめちゃくちゃ短いのでテンションが上がらないです!
像と自身の拳を見比べ、石の材質にまで言及する観察眼は流石だと思いました。私も最近自分の拳を見つめ、Foodieで加工して撮影すると唐揚げみたいで美味しそうだなと思っていたところです。
これからも更新楽しみにしています。
コメントありがとうございます。
「自分の拳をFoodieで加工して撮影すると唐揚げみたいに見える」
という非常に有益な情報をありがとうございます。さっそく試してみたいと思います。
そして、今週末はパリ観光の様子を投稿する予定です。
今しばらくお待ちくださいませ。