アブダビを出て7時間弱、シャルルドゴール空港に到着する。
去年のように入国審査で4時間待つのはこりごりなので誰よりも早く入国審査にたどり着くよう急ぐ。
しかし道が分からない、前の日本人らしき人にばれないように付いていく。
なんとか見覚えのある入国審査場にたどり着く。
去年よりはましな混雑具合に思える。だが1時間以上は覚悟する。
JAPANのパスポートを見せ、どの列に並べばよいのかを教えてもらう。
通されたところはアメリカ・メキシコ・カナダ・イギリスの国旗が描かれたレーン。
隣のレーンには数百名のアジア系の人たちが並んでいる一方、私が並ぶのは20人程度の欧米人がいるのみである。
職員が間違えて僕をこの列に並ばせたのかと不安に思うも、まあ間違えてたら教えてくれるかと思いそのまま入国審査に向かう。
面白くないくらいに何も起こらないまま通過できてしまい、結局列に並んでから5分程度しかたっていない。
預入荷物を受け取り、「PARIS VOUS AIME (パリより愛をこめて)」と書かれたゲートをくぐる。
ここでは自分が有名人であるような幻想を味わうことができて楽しい。
そしてSIMをゲット (30GB 30日間 39.9 €)
高すぎるので日本で買っていくべきだった。
パリに向かう電車に乗るために、空港内にある駅へと向かう。
駅内部ではみんな電車を待っている。
パリまでの切符を買う。
おなかがすいたので駅内部の売店でCroissantとPetit Latteを注文。
Croissantの発音が難しいけど、なんとか注文することに成功。
2点で1200円くらい。
高いけど、駅構内のなんでもない売店で売られているとは思えないほどにクロワッサンがおいしい。
おなかが満たされたので電車のホームへと向かう。
ここからは気を引き締める、あの悪評高いRER B線に乗るからである。
パリと空港の間の区間には、観光客を狙ったスリや詐欺が多発するので快速電車に乗るのが良しとされている。
運悪く各駅停車に乗ったものの、結局何も危ないことに出会わずGare du Nord (パリ北駅) に着く。
せっかく一番いい保険に入ったのに。。
Amiensまでの電車に乗る前に少し周囲をぶらぶらしてみる。
外に出てみると、
フランスに来た!というような印象を受ける風景が広がる。
16の乗り場があるホームは天井が高くて開放感がいっぱい。
最近フランスで開催されていたラグビーワールドカップ2023の特設展示もある。
見に行きたかった。
そろそろAmiens行きの電車のチケットでも取ろうかとOmioで調べる。
しかし、パリ北駅-アミアン駅の電車を調べるも一向に出てこない。
何度調べても出てこない。
なんとどうやら、悪天候のため電車が運休されているようである。
仕方ないのでバスでアミアンに行くことにし、バスの発着場であるBercy駅までメトロで移動する。
地下鉄の中では目をかっぴらいたおじさんが何かを叫びながら車内をうろつき、乗客からお金をせしめている。
そんな光景を片目にバスの予約を行おうとする。
しかしなんと、バスもすべてFully bookedの表示。
直後は流石に少し焦るも、なんとか冷静にパリでもう一泊する決断を取る。
パリ北駅周辺で安めのホテルを予約する。
この時点で結構疲れていたのでできるだけ早く休みたいと思う。
しかし、ホテルのチェックイン時間まで2時間ほどあったのでパリ9区付近をぶらぶらする。
9区は観光地があるので人通りが多く、狭い路地も多いので騒がしく落ち着かない印象を受ける。
Basilique du Sacré-Cœur (サクレ・クール寺院) を見に行こうと歩いていると、突然インド系の女性が話しかけてきて、(いろいろあった挙句) 1000円札を待たば強引に持ってかれてしまった。
しかしユーロで唯一持っていた20€札を取られなかったのでまだよかった。
渡されたペンを受け取った時点でダメだったなと反省する。
その後もぶらぶらと歩き続け、チェックインの時間になったのでホテルに行く。
直前割みたいなので80 €で予約することができたホテルである。
少し狭いが一人で泊まるには十分であり、パリ北駅から700 mという立地で部屋もそれなりにキレイなことを考えると、
わりにお得だと思う
流石に移動で疲れたので、夕方4時くらいにもかかわらず睡眠をとる。
次回、パリからアミアンへ