4-6日目

POLYTECHに行き、実際に実験を行った。いつもの実験室と違うので当惑することもあったが、最後まで無事実験を行えて安心。当初ピンセットを借りようとしたがピンセットでは通じず、tweezersという単語を知らなかったため借りられなかった…(I want to pick up とか使いかけのピンセットを指さしたりしたが流石に苦しかった)。実験室は阪大とは異なり全体的に白く、机には透明なガラス天板があった。Pascal教授は直接机の天板にマジックでメモ書きをして実験の指示をしてくれた。

マジックペンで机に書かれたメモ

高分子の酵素によるゲル化実験を行い、温和な条件で迅速にゲル化させることが出来た。

実験の様子

実験後は以前に行った店でCédric教授と昼食をとった。昼食にはケバブのサンドイッチと、フライドポテトをマヨネーズソースで味わった。この際、手土産にPOLYTECHのトートバッグをいただいた。

午後はCédric教授と他のPOLYTECHの生徒の方たちに研究紹介を行った。英語での研究発表経験はあまりないため、てこずることもあったが無事発表を終えた。他の人たちの発表は非常に分かりやすく、また時折ジョークも挟む余裕もあり、聴衆を飽きさせないようにしていた。こうした発表が出来るようになるよう、私も発表の場数を踏んで学んでいきたいと思った。)

発表を終えた自分へのご褒美として、クレルモンの留学生の方に教えていただいたPralusの名物パンを購入した。LA PRALULINEというデニッシュパンで、アーモンドとキャラメルが大量に混ざっている。かなり甘くてカロリー天国な感じだが、疲れた身体にはよかった。

LA PRALULINE、非常に甘くて美味しい

夕食には生ハムとバケット、ピクルスを食べながらクレルモンに留学している日本人の方と話をした。その方はフランスでの生活についてや大学での研究体制について話してくれ、大いに勉強になった。

生ハムとピクルス、バケット

大学が終わった後や朝はクレルモン市内を散策した。

火山地帯のクレルモンの大聖堂は火山岩で建築されており、黒ずんで落ち着いた色なのが特徴である。窓はステンドグラスで、一つ一つ違う絵で彩られている。

クレルモン=フェランのノートルダム=ド=ラソンプション大聖堂

聖堂のステンドグラス

聖堂の中心部から

ルコック庭園はクレルモン市内の憩いの場で、噴水や花壇があり美しかった。この植物園は植物学者アンリ・ルコック Henri Lecoqの所有していたものである。

ルコック庭園
庭園内の噴水

庭園の近くにはルコックの屋敷があり、今は自然史博物館となっている。

ルコック博物館

博物館は無料で入れ、標本や化石だけでなく、気圧測定装置やパスカルの三角形の展示もあり、興味深かった。

昆虫標本
水気圧計
パスカルの三角形、上から鉄球が落ち、確率に従って真ん中にたくさん集まる仕組み

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