スイス学会 関空からバーゼル到着まで

ご縁があってスイスの学会に参加することになった。

19日 19時ごろ 関西空港にて、カタール航空のドーハ国際空港行きの飛行機に乗った。

ドーハまで10時間のフライトであった。シートは足が十分に伸ばせるほど広かった。

食事は2度とった。

図 深夜2時(日本時間)の背徳パスタ弁当。

ドーハ国際空港は、世界の玄関を自称するほどに規模の大きな空港である。搭乗口がゲートCだけでも40個以上ある。乗り継ぎのゲートまで、一キロくらい歩いた気がする。さらに、搭乗口から飛行機に乗るまで、大きなバスで移動するが、道中何度も迂回したり、トンネルをくぐったり、長い道のりであった。人間に優しい設計を考えなかったのだろうか。

図 ドーハ国際空港 ゲートC

現地時間深夜2時半、ドーハからスイス行きの飛行機が飛び立つ。

これは7時間弱のフライトであった。この機内は異常に寒く、座席を見渡すと、十中八九乗客は毛布を頭から被っていた。

ドーハ時間深夜4時、起きている乗客にはサンドイッチが提供された。機内が寒いので、ビールを飲んで暖まろうとしたところ、カチコチに凍ったバドワイザーが提供された。寒さは深まるばかり。

時間潰しに、ネットフリックスでダウンロードしておいたジブリ作品「思い出のマーニー」「かぐや姫の物語」を眺める。ジブリがネットフリックスで見られるのは海外だけである。どちらも登場人物があまりにも不憫であり、涙を禁じ得ない悲しい作品となっている。寒さが極に達する。

ドーハ時間朝6時半ごろ、朝食が提供された。どれだけ深い眠りについていても、強制的に叩き起こされ、朝食を取らされる。毛布を頭から被っているものは、その毛布を引っ張り剥がされる。長時間のフライトでは、食事は最低何回か取らせなければならない、といったルールがあるのだろうか。

着陸前のアナウンスで「地上の気温は16 ˚Cである」というアナウンスを聞いて、凍えている乗客のため息がたくさん聞こえた。

スイス時間8時ごろ、チューリッヒ国際空港に到着した。

図 前輪ギアがタッチダウンする瞬間

入国手続きを済ませ、チューリッヒに至る。

トラムウェイが走り、まさにヨーロッパらしい風景。

腹が減ったのでエキナカの寿司屋で寿司を食べる。サーモン寿司とサーモンの軍艦と、寿司もどきの合計9カンと日本茶でお値段なんと4000円を超えた。いくら内陸で魚が取れないとはいえ、あんまりな価格である。また、エキナカのパン屋でクロワッサンを一つ頼んだら、700円くらいした。フランスなら300円くらいで買える。

エキナカのスーパーに寄ったところ、フランスのスーパーにもおいてあった即席焼きそばを発見する。2.95フランなので大体500円くらい。フランスのスーパーで見た時はもう少し安かった気がするので、割高である。日本の物価と比較すると2-3倍くらいする。

チューリッヒ駅から、今回の学会会場があるバーゼル駅行きの列車に乗る。せっかくだから一等車両に乗ってみたところ、1時間半の電車の旅で一万円を費やす。道中大きな原発を眺めることができた。プライスレスである。他にはひまわり畑やトウモロコシ畑などの畑を眺めることができた。

バーゼル駅に到着する。陽が照ると少し暑いが、風も影も涼しく、快適である。バーゼルの遺跡編に続く

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