2月を迎え、フランス留学中の後藤君が帰国した。反旗を翻すことなく日本にきちんと帰ったみたいである。
月が変わったので、バスの定期券を更新する。
窓口のお兄さんと顔見知りになってきたが、毎回24歳であることを確認されるのでなぜか聞いてみると
23歳以下なら1年間の定期券が25ユーロで購入できるそう。惜しかった、一年早ければ。
しかし、学生なら毎月25ユーロ、一般の人は50ユーロなのでそれでも定期券は安い
(ちなみに定期がないと1乗車2.5ユーロかかるので定期券は本当にお得)
さて、今週末。
妹とSNSでやりとりしていて、サクラダファミリアを完成前に見ておきたいというのを聞き、納得して案を拝借。
スペイン・バルセロナに向かう。
朝日が昇る前にギマランイスを出発。
今回お世話になるのはバルセロナ空港を拠点とするvueling航空。
1時間45分のフライトでバルセロナまで、隣国なので近めであるが、地図的にはだいぶ離れている。
フランスが近い。フランスからなら鉄道でこれるそうである。
バルセロナ空港に到着後、空港バス(Aerobus)でバルセロナ市街まで。
お腹がすき耐えれなかったため、市街に到着してすぐに昼食とする。
パエリアを食べたく調べてみると町のレストランでは2人前からの注文が多いとのことであったので、
カタルーニャ広場にほど近いデパートの最上階にあるフードコートに行くことに。
フードコートにはパエリアのほかピザやお寿司などの様々な料理から選ぶことができる。
今回はイカ墨パエリアを選択。
とってもおいしい。最上階であるので、景色もきれいである。
エビやイカなどのシーフード系を久しぶりに食べたのでおなか一杯幸せになる。
昼食をとったところで観光に出向く。
まずはカタルーニャ音楽堂へ。
公演もしていてチケットを予約すれば見れるようであるが今回は入り口だけ。
とても立派な建物で次回来るときには何か公演も一緒に観覧したいと思う。
次に向かったのはサンタエウラリア大聖堂。
前の道から雰囲気がすごく、道が開けると堂々と大きな大聖堂が見える。
これまでに見た大聖堂とは一味違う建築様式にとても感激。
ちなみにバルセロナの町並みもとてもきれいで、あらゆる建築がこだわって作られたんだなということが見て取れる。
さて、今回の旅の目的サクラダファミリアへ。
サクラダファミリアはバルセロナの中でも存在感が際立つ。
圧倒的なでかさでとてもすごい。上に伸びる塔の数々と自然な曲線がとても印象的。
チケットを買う際に「生誕の門」か「受難の門」のどちらかに登るチケットを選ぶことができる。
今回は生誕の門に登ることに。行きは内部にあるエレベーターに乗る。
上まで登るとバルセロナのきれいな景色を見ることができる。
建築途中であることがわかる資材なども。
サクラダファミリア外壁の彫刻をまじかで楽しめてとても良かった。
階段で下まで降りるとサクラダファミリア内部に。
感動。とてつもない高さの天井にまっすぐのびる彫刻が施された柱の数々。
両面にはステンドガラスがあり、ちょうど日の入る時間できれい。
これは本当に来てよかった。完成したらまた完全なサクラダファミリアを見に来たい。
ちなみに未完成部分は模型の色がついているところ。
2026年完成予定であったがコロナの影響で少し遅れるかもしれないみたい。
ここからガウディ建築第二弾、グエル公園まで歩く(30分、交通機関を使っても同じ時間であったので徒歩で)。
ここは自然がいっぱいで本当に心地よい。先ほどのサクラダファミリアも見える。
ガウディらしい少しかわいらしいものが多い。
心落ち着く自然豊かな空間。観光客は皆入り口付近に固まっていたけれど、公演をぐるっと一周すると違った景色が見えるのでとってもおすすめ。
ここから宿の近くのカタルーニャ美術館にバルセロナの地下鉄に向かう。
1回券を購入。10回券や何人かでシェアのできるチケットなど種類が豊富なのでお得なものを買うとよい。
ちなみにここはスペイン語、出口が”Sortida”と記載されている。
フランスでは”Sortie”、ポルトガルは”Saida”なので2つの国の間にあるんだなというのを感じる。
カタルーニャ美術館に到着。
この明るさではあるが18時であり、閉館時間を過ぎていたので中には入れなかったが、目の前に行き建築物を見るだけでも圧倒されるとても良い雰囲気であった。
~2日目~
この日は午前中ガウディ建築第3弾・カサミラに向かう。
住宅としてガウディが建築したもの。
中庭には太陽の光が差し込み、自然と調和した素晴らしい住居であることがわかる。
当時のリビングなどが再現され中を見学することができる。
チケット代にオーディオガイドが含まれているので、日本語で様々解説を聞きながら見学。
屋根裏部屋には模型があり、どのような建築様式であったかなどガウディの手掛けた建築物やその特徴などを学ぶことができた。
屋上に出ると、グエル公園やサクラダファミリアに似た雰囲気の建築物に加えバルセロナの町を一望できる。
サクラダファミリアもひょっこり。
割と近代的な建物なので、車で乗り付けることが想定されており、建物内部にはロータリーのようなものと地下駐車場が完備されている。
帰り際にカタルーニャ広場横のデパートでお土産を買って帰ろうと思ったが、日曜日は閉館らしく買うことができず。
ただとても良いデパートなのでバルセロナに来た際にはぜひ。
バルセロナ市街から空港までは行きと同様バスで。
乗り場はこのデパートのとカタルーニャ広場の間からなので目印にするとよい。
時刻表などはないが、山手線レベルですぐに次のバスが来る。
ポルト空港に到着すると、日本では見ることのないヨーロッパの様々な航空会社の機体が、
最近はだいぶヨーロッパの航空事情に詳しくなってきた気がしている。
今回の旅はここまで。
サクラダファミリアを見れ大満足、少し足を延ばした甲斐があった。ガウディの建築にはまりそうである。
当日買えずに目の前で帰っていく観光客をだいぶの割合で目撃したので、
バルセロナに出向くのであればチケットはすべて事前に予約した方がよい。
次週は動物に癒されようの会。お楽しみに。